ディープインパクト〜世界最強馬〜【全レース動画まとめ】

ディープインパクト。確かに彼が、世界で一番強い競走馬だった瞬間がありました。彼のレース動画を、デビュー戦〜引退レースの有馬記念まで、解説付きで全レースまとめました。
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※動画はYoutubeより
 

2006年06月25日

宝塚記念〜世界へ向け飛ぶ〜



ファン投票で、89,864票を集め、当然の1位に選出された。

前半期競馬の総決算であるはずの宝塚記念。

しかし、この年の様相は違った。

天皇賞(春)の後、宝塚記念をステップに「凱旋門賞」を目指すと発表されていたからである。


有り触れたフレーズではあるが、世界一のレースへ向け、絶対に負けられない戦いが始まろうとしていた。

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阪神競馬場が改修工事のため、この年の宝塚記念は京都競馬場での開催となった。

天候はあいにくの雨模様。

しかし、陣営は馬場が日本より遥かに重くなるフランスへ向け、良いステップになると考えていた。

発表はやや重だったが、同じ発表の阪神大賞典の時よりさらに力の必要な馬場状態。

58キロを背負い、小柄なディープインパクトには決して楽な条件ではない。

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雨にも関わらず、前年比121.9%の80,382人が駆けつけていた。


相手には、リンカーン、前走シンガポールのGTを制し凱旋帰国のコスモバルクに加え、前年の皐月賞の覇者ダイワメジャー、前年のマイルCSと香港マイルを制したハットトリックなどの初対戦組がいた。

単勝オッズは1.1倍。

天皇賞(春)に続き、レース史上最高の支持率を得ていた。

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ディープインパクトはゆっくりとしたスタートを切ると、最後方から2番手の外めを追走した。

重たい馬場にも関わらず、スムーズに走っている。

バランスオブゲームが逃げ、他の有力馬は皆、馬群の前方を走っている。


ディープインパクトは3コーナへ向けじわっとポジションを上げる。

そして、3コーナーから4コーナーへ掛け一気にポジションを上げると、大観衆が沸いた。


抜群の手応えで大外からマクり、直線を向いた。


コスモバルクやリンカーンは馬場に苦しみ、伸びない。

ダイワメジャーは何とか頑張ったが、ディープインパクトにあっという間に交わされる。

逃げたバランスオブゲームが1頭だけ抜け出す。

一瞬、届くのか?という空気が流れる。


しかし、それは本当に一瞬だった。

重たい馬場を苦にせず、大外から一気にディープインパクトが交わす。

後は1頭だけ良馬場を走っているかの様なストライドで、悠々ゴールした。

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今年に入ってからの2戦とは、また違った競馬での圧勝。

世界へ向け、遮るものはもう何もなかった。

日本競馬史上最強馬が、満を持して世界へ。

「ハリケーンランよ待っていろ! ディープインパクト!」

「日本競馬の至宝!ディープインパクト!」


それぞれのアナウンサーが、ファンの声を代弁していた。

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武豊もレース後、押さえきれない気持ちの高まりを口にした。

「この馬で行かなければ、どの馬で世界へ行くのか」

ディープインパクトの強さを、世界に見せ付ける時が来た。


posted by deepimpact20020425 at 00:00| レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする