ディープインパクト〜世界最強馬〜【全レース動画まとめ】

ディープインパクト。確かに彼が、世界で一番強い競走馬だった瞬間がありました。彼のレース動画を、デビュー戦〜引退レースの有馬記念まで、解説付きで全レースまとめました。
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※動画はYoutubeより
 

2006年04月30日

天皇賞(春)〜これ以上強い馬がいるのか〜




単勝オッズ1.1倍。

ディープインパクトの出走するレースではもはや特別なことでは無くなっていた。

長い天皇賞(春)の歴史の中で過去最高の支持率を得た。

シンボリルドルフメジロマックイーンテイエムオペラオー
数多の名馬が出走したが、ディープインパクトほどの支持は受けられなかった。

入場人員は93,944名。

どこまで強くなるのか。

大観衆の目が1頭の馬に注がれていた。

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メンバーはリンカーン、アイポッパー、ローゼンクロイツ、デルタブルースといったところが主だった。

いずれも過去に負かしたことがある相手。

問題は勝ち負けでは無く、「勝ち方」だった。


馬体重は過去最低となる438キロだったが、有馬記念の時とは違い輝いていた。

負けられない一戦のゲートが開こうとしていた。

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「ディープインパクト出遅れた!」

場内からは悲鳴にも似た声が巻き起こった。

久しぶりの出遅れ。

またもや飛び上がるようにスタートを切ってしまった。


しかし、武豊が落ち着いて最後方から2番手のポジションへと誘導する。

菊花賞の時には引っ掛かった1周目の坂の下りは難なく通過する。

学習能力の高さも名馬の条件の一つだろう。

同じ失敗は繰り返さない。


向こう正面で外に出されたディープインパクトは少しづつポジションを上げていく。

と思ったその瞬間。

2週目の坂の下りで大外を一気にマクっていく。


「淀の坂はゆっくり上がってゆっくる下る」

このセオリーを破った名馬が何頭も馬群に沈んできた。

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これを見たローゼンクロイツに乗る安藤勝己が叫んだ。

「よっしゃ!」

リンカーンに乗る横山典弘もほくそ笑んだ。

騎手の目から見ても、明らかに早すぎる仕掛けで、直線ではバテると思ったのだ。


4コーナーで、ディープインパクトが先頭に立つ。

狙いすました各馬が直線に入り追い詰めようとする。

だが。

差が詰まらない。

それどころか開いていく。

後続が離れ、武豊が手綱を抑えてゴールを迎えた。


化物だ。

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「生まれた時代が悪かった」

2着馬リンカーンの騎手横山典弘はこう言った。


タイムは3:13.4.

従来のレコードを1秒も更新するスーパーレコード。


誰しもが、こんな馬を見たことが無かった。

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武豊がレース後、声高に宣言した。

「世界を見渡しても、これ以上強い馬がいるのか。世界のビッグレースを制したい」

間違いなく日本一の馬だと認めざるを得ないレースぶりだった。

そして、パートナーが初めてハッキリと「世界」を口にした。




posted by deepimpact20020425 at 00:00| レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする