ディープインパクト〜世界最強馬〜【全レース動画まとめ】

ディープインパクト。確かに彼が、世界で一番強い競走馬だった瞬間がありました。彼のレース動画を、デビュー戦〜引退レースの有馬記念まで、解説付きで全レースまとめました。
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※動画はYoutubeより
 

2006年03月19日

阪神大賞典〜無敗から解き放たれ〜




年が明け、ディープインパクトは4歳となった。

年度代表馬に選ばれ、4歳初戦がどこになるかが注目された。

ドバイ国際競走というプランもあったようだが、阪神大賞典から天皇賞(春)のローテーションが決まった。

3歳時と同様に放牧には出されず、栗東トレーニング・センターで調整された。

国内最強を証明し、世界へ―

ディープインパクトの進化が問われる1年が始まろうとしていた。



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直前の調教では、一杯に追ってラスト1ハロンが13.3秒と、今までには考えられないタイムだった。

新聞には「ディープインパクト不安」の文字が躍った。

無敗の馬が一度敗れると、別馬の様になってしまうことも珍しくない。

3歳時に強かった馬が、古馬になりパッとしなくなってしまうのもよくある話だ。

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ディープインパクトは進化したのか、終わったのか。

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当日の阪神競馬場には、風速8mの強風が吹き荒れていた。

先日の雨の影響でやや重の馬場は、発表以上にタイムが掛かっていた。

初の58キロの斤量も馬体重の軽いディープインパクトにとっては良い材料では無い。

文字通り力が必要となる戦いだ。

相手にはデルタブルース、インティライミといったメンバーに加え、前年オーストラリアのGTで2着の実績があるアイポッパー、上がり馬のトウカイトリックなどが加わった。

単勝オッズは1.1倍。


ファンはディープインパクトを信じていた。

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ゲートが開き、自然なスタートを切り、後方を進む。

前はトウカイトリック、インティライミ、デルタブルースの順に続く。

風の影響からか、各馬がかなり走りづらそうにしている。

ディープインパクトはと言うと、小さな馬体にも関わらず、悠然と馬群を追走している。

3コーナーから少しづつ他馬を交わしていく。


そして迎えた4コーナー。

馬なりのまま一気に先頭に踊り出る。

慎重になっていた前走までとは、明らかに違うレース運びだ。

トウカイトリックの騎手が必死に追っている。

直線を向く。

武豊が少し追うと、その差は開く一方。

残り100mでは手綱を抑える。

強風の影響。力のいる馬場。

皆バテていた。


ディープインパクトを除いて。

今までを上回る、凄みすら感じるレース振り。


ディープインパクトは進化していた。

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ディープインパクトがゴールを駆け抜けた正にその瞬間。

第1回ワールドベースボールクラシックで、侍ジャパンが世界一に輝いた。


次はオレだ。

ディープインパクトの声が聞こえた気がした。

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レース後の武豊のコメントはこうだ。

「ヨーロッパの馬場を考えると、やや重で勝ったのは大きいですね」

確かに世界の頂上が見え始めた。






posted by deepimpact20020425 at 00:00| レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする